昨日は新月。
個人セッションを大幅にリニューアルしました。
(「WORKS」のページにてご覧いただけます。正敏のセッションも大幅にリニューアルを行なっておりますので、そちらもあわせてどうぞ。)
北海道に滞在して3週間が過ぎ、帰る日が少しずつ見えてきました。
自分たちが暮らしていく場所として、そして、自分たちの仕事をする場所、人がいられる空間を作るための場所として、今いる地域はとてもしっくりきているし、こちらに来てからもその想いがどんどん強くなってはきていますが、いまだ特に形になりそうな進展はありません。
しかし、この私たちの大切な営みを行なっていくにあたっての動き方自体が、もうすでに私たちの表現でもあるし、その営みはスタートしているのだと思うのです。
短い期間とはいえ、もうただの「旅行者」ではない感じにもなってきて、東京から逃げるのではなく、この街に期待しすぎるのでもなく、これからどのように生きていくのかということについてとにかく真剣に考える日々です。
「このご時世だから」「こんな時代だから」ということとは関係なく、私にはずっと前から抱えている私の切実さがあって、そしてきっとそれぞれにある。
それに敬意を払い、操作するのではなく、それぞれに必ずもつ力を信じて、本当に必要とする時に助け合えるような、そんな共同体について考えています。
そして、それはどこかに求めるのではなく、創造していかなければならないのだと思います。
今回セッションをリニューアルするにあたり、この街で出会ったたくさんの方々との関わりが大きく影響しています。
7月に直感的に初めてこの街に来て、すぐに心を許せる仲間ができました。
私たちに今みえている希望がその時の心の動きであり、それに導かれるように今日までの時間を過ごしてきました。
これがあるからとか、そういう理屈で決定していくのではなくて、心をクリアにすると自分の望む方向に自然と足が向かうのだという実感が今あります。
一瞬一瞬、私たちは何かに導かれながら、そして思考しながら、観念にとらわれながら、かけがえのない自分の時間を生きています。
生きていることは、時間が進むこと、のはず。
でも、(私自身も長い間そうでしたが)さまざまな要因で時間が止まってしまっているように感じられている人もきっと多くいらっしゃるのではないかとも思います。
または、自分という存在にもっとリアルに出会ってみたい、知って、感じてみたいという人もいらっしゃるでしょう。
「社会」としてはそういう感覚はあまりリアリティがないのかもしれません。
しかし、決して少なくない人たちが言葉にならないような想いを持っていると思うのです。
私がこの世界とどのように接点を持てるのかと考えると、「自分を生きたい」という想いなんだろうと思います。
私の現段階の一つの到達点として、何か旗を立てるような気持ちでセッションについて文章を書きました。
(セッションに興味がある、なし、にかかわらず)よろしければお読みいただけるとうれしいです。
今を、これからを生きていくためのセッションを始めました。
2020年の締めくくりに、よろしければぜひ。