西洋占星術の4大元素(火地風水)について。 (正敏)

西洋占星術と4大元素について

僕のセッションの一つに西洋占星術による体質診断とインスピレーションイラストというものがあります。

西洋占星術には4大元素(火地風水)という概念があります。

ホロスコープを見る際、12サイン(牡羊座や牡牛座など)を「陰・陽」の2区分や「活動宮・固定宮・柔軟宮」の3区分、「火地風水」の4区分にします。これらの区分は対立するものではなく、同居します。

僕の太陽星座である双子座の場合は、「陽であり柔軟宮であり風」です。

どの区分も大切ですが、僕は特に火地風水の概念は人の性質を見たり感じたり説明したり理解したりするのに向いていると感じ、メインで使います。

火は直観、地は感覚、風は思考、水は感情を表すと言われます。

ホロスコープは誕生年月日と時間、誕生した場所によって割り出されます。ですので、「生まれた時と場所によって人の性質はある程度予測できる」ということになります。

この根拠をどうみるか。

それが僕のここのところのテーマでした。

4大元素に見る象徴

リズ・グリーンさんの『占星学』を再び読み返し、参考にさせていただきながら4大元素に僕は何を見るのか、それをまとめていこうと思います。ご興味ある方はご覧ください。

心理学者ユングが示した人の4機能のタイプと占星術の4大元素の考え方は一致する。このことは、心理学の素人である僕にとっても、セッションで人を見るということに奥深く静かな勇気をくれる。だけどそれは当然のことで、ユングが占星術を研究していたことももちろんだし、そもそも4大元素というのは「象徴」だから。そして占星術そのものが象徴だから。

何の?

世界であり、宇宙の。人が生きている中で経験する現象やその奥にある本質を、インドの聖者はパンチャマハブータ(5大元素)、トリドーシャ、トリグナ、ダートゥという概念を作り出して説明し、占星術家はサインやハウスやアスペクトという概念で眺めたのだ。それらは全て彼らの経験の象徴なのではないだろうか。

自分と人は違うことを腑に落とすために

4大元素もサインもハウスも惑星も、全て一人の人間の中にある、というのが占星術の基本だと僕は思う。だからこそ、その「配合比率」は人それぞれ違う。つまり、「自分と人は違う」ということに直面することができる。

これは現在並行して学んでいる名越康文さんの「名越式体癖論」にも言えることで、一人の人間には全てある、だからこそ一人一人全く違うんだ、という謙虚かつフラットな姿勢の重要性とつながる。客観性を求めつつもどこまでいっても主観的でしかあれない自分を認めつつ諌めつつ進むしかない。そのことが人間関係を改善することにもつながるはず。

人を操作したりマウントを取ったりするために知識があるのではないのだから。

全ては成熟のために

4大元素も、それに基づいて人を見ていく占星術も、自分自身の可能性を全て開花させるためにあるはずだし、そのための努力は楽しんでしていく方がいいと思う。セッションを行う僕はもちろん、願わくば受けていただく方にもそうあってほしい。

前述の『占星学』にこう書かれている。

(人は)自分自身の中に全体性への種を宿しており、それが黄道十二宮によって象徴されている(104P.9行目)

つまり、人類に共通するものを全て宇宙に象徴させているのだから、占星術は「当たる・当たらない」の問題ではないということ。僕もセッションをしていて、ホロスコープを読んでお伝えした時に、「当たってます!」と言われることがある。この時に僕は自分をじっと見る。嬉しい?安心する?誇らしい?

これらの感情が生まれることもあるけれど、実は不安や後悔を感じることの方が多い。

それは「当たる・当たらない」のフィールドにいるということで、それは僕自身が占星術にそういう意味づけをしていることの現れだから。

僕がセッションにおいて西洋占星術を使うのは、それが僕が人をまっすぐ見、伝えられる方法だと思うから。そして、受けた人に「自分の可能性をできるだけ開花させる方向で生きていきたい」と思ってもらえる可能性が高い方法だと思うから。これは絵を描く仕事と補完しながらすすめていけるものだと感じている。自分も、人も、成熟していく世界にしたい。

真剣に生きる

人を火地風水にタイプ分けしたり占星術に触れたりした時に、それを真剣に受け止めることをしなかったり、タイプ分けゲームに夢中になったり、自分の問題に向き合わないためにそれらを利用してしまったりすることが、僕にはあった。

これを読んで、「私にもある」と思った人がいたら、そのことを大切にしてほしいと思う。これは少なくとも僕にはとても重要なことで、人間として成熟していく過程で自分にとって都合が悪い要素をないものにすると、いつまでもその欠落を抱えて生きることになるから。僕はそうして生きてきてしまったなと思うから。

僕は風と水の要素が強い、とホロスコープでは出てくる。思考と感情が主で、直観と感覚が弱い傾向があるということ。

これはもちろんバランスのことで、全ての人の中に全てはあるし、その現れ方はホロスコープを見、そして人を見ないと断言はできない。

この辺がいつまでも「星占いは眉唾」だと思う人がいる理由の一つだと思うし、ある意味で眉唾だと思われている方がいい面もあるのだと思うこともある。

それでも、僕がこの人生を生きていく中で仕事として西洋占星術を使う以上、僕はこの理論体系…いや「表現」を信じている。

つまりは象徴で、ミュージシャンになるか走り高跳びの選手になるかで進路を迷っている人にとって、どちらが自分を表すにふさわしいか、楽しいか、魂が踊るかを、その人が全身全霊で選ぶことが大切なのと同じだと思う。ミュージシャンと走り高跳びのどちらが優れた存在かということではない。

僕は風と水が強いけれど、マドモアゼル愛さんの「月は欠損論」という考え方を知った時、杉下ヒトミさんの絵を描いた時、vanillaさんの蜂蜜についての知識に触れた時、直観(火)が働いたし、身体がビリビリと痺れるような感覚(土)があった。

初めてレスポールを手にした時の感動も、坂口安吾の作品を読んだ時の衝撃も、絵を描く喜びも、全部火地風水に象徴してもいいし、しなくてもいい。

ただ、僕はこの道を真剣に生きたいのだ。

結局僕は4大元素に僕を見たのです。

自分を大きな心で肯定し、だからこそ人の可能性をフラットに見て、一瞬であっても共に歩めるような、そんな仕事をしたいのです。

セッションについて改めて考える機会が持ててよかったなぁ、とこれを書いて思いました。

いつも読んでくださりありがとうございます。

赤阪正敏

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*近々価格改定を行います。1月中はこのままの価格となります。

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