朝、散歩してて近くの小さな公園のベンチに座った。
目の前にある木を見て呼吸していると、ものすごい風が舞って、掃除をしているシルバー人材センターのおじさんが驚いた。
公園には空間があり、風が吹き、生命の火があり、水を吸って生きる木々があり、土がある。

お気に入りのマグカップで毎日生姜白湯を飲んでいる。
液体に浮かぶ生姜の切れ端が口に入ってきそうになるのを防ぎたくてマグカップを回転させて飲み口の場所を変えるも、常に生姜は俺の口を狙ってくる。
なぜなのか。子供の頃からわからない。
地球に対して常に同じ面しか見せない月みたいに、俺の口を狙ってくる。
マグカップを回転させるという猪口才な俺の行動を意に介さないように、生姜と液体は動かない。
いや、動かないわけではなく、むしろ俺の動かすマグカップの表面を常に滑りながら俺との位置関係を調節している。
ホメオスタシス。
維持するために常に動き続けている。
自然は躍動している。
止まっているように見えているのは俺がそう見ているからだ。
俺がそう見ているのはそういう観念を持っているからだ。
自然は、宇宙は変わり続けている。
俺が「保持している」と思っている身体も、思考の根拠としている脳みその細胞も変わり続けている。
スマホで撮った写真と、液晶に表示された文章は変わらなくても、俺は変わり続けている。人は変わり続けている。
本当に大切なものは変わらない、のではなく、変わりながら常にあるということだと思う。

するのではなく、いる。
何かをしなくちゃいけない、という思いは自分の存在への不全感が元になっている。
そのルーツは広義の教育にあると思っている。それは学校に限らず、親の躾に限らず、もっと肉感的な、この世界に生まれ落ちた時に自分が存在している空間の波長による部分が大きい。
自分が「いる」ことの否定、自虐。
身体は、生命は常によくなり、生きようとしている。
自虐を止めることは世界の問題を解決することよりも重要だ。

仕事
一人一人が健康や暮らしの情報のループから抜け出し、自分の「日々の営み」によって心身と衣食住を見直すオンラインセッションです。西洋占星術やアーユルヴェーダの観点から、お客様の心身の性質(火地風水・トリドーシャ)に合ったものを共に探索してゆきます。
セッションよりもフランクに皆さんとお話をしながら、心身にアプローチするワークをお伝えしたいと思っています。アーユルヴェーダや西洋占星術のような伝統的な心身の知識、気功や呼吸法などの身体論的アプローチ、生化学理論の学びを現在の僕なりに組み合わせたワークをみなさんにお届けしながら、心地よい時間を過ごしていただきたいと思っています。