ドーシャ理論を自己否定の材料にしない。 (正敏)

アーユルヴェーダにおいてドーシャ理論というのはとても大切です。

僕はアーユルヴェーダの専門家ではないので、あくまで個人の一意見として、僕の考えを書かせていただきます。アーユルヴェーダをご存知ない方には読みにくい文章になってしまうかもしれません。できるだけ丁寧に書かせていただくつもりですが、わかりにくければすみません。

僕は現時点では、人間は、自然は、そして宇宙は全て一つの根源から生まれていると思っています。そして、一人一人がその根源とつながっていて、心も身体もその根源の現れであると考えています。ということは、僕たちが心身を使って世界に働きかける時の力の種類として現れるドーシャ「ヴァータ・ピッタ・カファ(カパ)」もそうです。

(ヴァータとは、ピッタとは、カファとは、というのは書籍やネットでお調べください)

ドーシャも純粋な知性の現れなのだから、当然ヴァータにもピッタにもカファにも優劣はないです。そしてそれが傾向として心や身体の在り方を決めるのだから、プラクリティ(生まれながらに備わっているドーシャバランス)にも優劣はありません。

これはドーシャ理論においてとても大切な点です。そして、何度強調されてもそれを忘れがちだなと思います。これは僕たち人間のほとんどの(間違った性質)によるものだと思います。

物事を比較し、優劣を付けたくなるのですね。これは本能だと考えることもできますが、そうではなく、心の静謐さの問題であり、良心に委ねられることじゃないかと僕は思います。

人の命に優劣はないし、人を差別してはいけない、それはもう本当に何度も何度も僕たちは教えられてきた。それでも人は競争し、差別する。

「ヴァータが強いから不安になりやすいんだよね〜」
「ピッタ体質だからすぐイライラしてしまう!」
「カファが強いからなかなか動き出せなくて…」

こういう思考回路はドーシャ理論を固定的にとらえ、「私は○○だからダメだ」という自己否定の材料にしていることの現れです。

これは、「私はこんな顔だから」「私は男だから/女だから」「私は○○人だから」「私は背が低い/高いから」「私は○歳だから」…というのと精神性としては変わりません。

自己否定は自分も周りも不幸せにします。なぜなら自分という存在は純粋な知性そのものであり、この世界の根源だから。自分を否定することは世界を否定することです。(ここのところが、若い頃は「あーはいはい、そうですね」的に聞き流していた)

また、ヴァータやピッタやカファを単なるタイプ論として捉え、ここがダメ、あそこが嫌、というふうに考えるのも比較や競争を生むだけです。

「全てに優劣はないんだ」ということは、無理やり信じることではありません。むしろ、「ああ、ほんとそうだよね…」という感じで諦める=明らめるプロセスかもしれないと、今は思います。

ヴァータ単独型の人も、カファ・ピッタ複合型の人も、「プラクリティ=生まれながらの自然な状態」であればそれが最高なんです。というかそれでしかありえない。

比較し、分断を起こし、争ったり羨んだり…そういうふうに世界を捉えていると、ドーシャ理論もそう見えてしまうということ。

この世界に生まれて、持っているものを綺麗事抜きで全部使い切ろうと思ったら、「自分以外の何かになろうとしている暇などない」という、ある意味切羽詰まった、でも真剣で楽しい冒険が始まる。

アーユルヴェーダやドーシャ理論にご興味がある方、またすでに親しんでいる方に、アーユルヴェーダ情報サイトとは違った観点から何か一つでもお伝えできたとしたら、書いてよかったと思います。

また、アーユルヴェーダに限らず、純粋な知性や根源の生命力とつながること、ただ自分自身であること、ホロスコープを通して自分に出会うことなどにご興味がある方は、以下のリンクから僕のセッションやサービスをご覧いただけましたら何かヒントになるかもしれません。ご縁がありましたら繋がりましょう。

では、今日も良い一日を。

IRU Project 赤阪正敏

<正敏のしごと>

心身養生法 ~手と生命力を思い出す~
心身養生法の体験を通して、現在の不調を自然治癒力によって整えていくきっかけをさぐるワークショップです。(対面 / オンライン可能)

裸で響き合うセッション
あなたと僕がただ「いる」ことではじまり、ただ「いる」ことで終わる、そんなセッションです。(対面 / オンライン可能)

星の舞台の主人公への手紙×ブルーポートレイト
ホロスコープ鑑定をし、手紙と絵をお送りします。

ポートレイト・イラストレーション

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